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INTERVIEW

2018/2/27

「自分たちが楽しめる音楽と、人を楽しませる音楽」 The Wisely Brothers インタビュー

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人懐っこくて自由奔放な音楽と、天真爛漫で和やかな雰囲気漂うライブパフォーマンスが魅力の3ピースバンド、The Wisely Brothers。そんな彼女たちが初のフルアルバム『YAK』をリリースし、待望のメジャーデビューを果たす。このインタビューでは、バンド結成の経緯をはじめ、アルバムの制作秘話や楽曲へのこだわり、さらには3人がこれからやりたいことなど存分に語ってもらった。

インタビューの中で彼女たちは、「楽しい」や「楽しむ」という言葉を何度も口にしている。それは、彼女たちがThe Wisely Brothersというバンドをはじめたきっかけであり、これからも音楽を鳴らし続ける理由を表した嘘のない言葉なのだろう。自分たちが楽しみ、聴いている誰もが楽しめる音楽を追求すること。この度リリースされた1stフルアルバム『YAK』では、不思議な世界観を持った彼女たちがまるで会話しているかのように個性的な音楽が展開される。その一方で、実験的なことにも挑戦し、バンドの新たな顔ものぞかせる瑞々しい作品になっている。まさにメジャーデビューにふさわしい一枚と言えるだろう。

偶然出会った3人が 出会った音楽とは?

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——まずは、バンド結成のいきさつを教えてください。

真舘:私が高校生のときにバンドを組みたくて、軽音楽部に入ったんです。でも、部活の中にバンドを組むメンバーが見つからなくて「どうしようかな?」と思っていたら、たまたま同じクラスだった2人が自己紹介で「ベースをやっていました」、「吹奏楽部のパーカッションをやっていました」って言っていたのを思い出して。それで2人に声をかけたのがきっかけです。

——声をかけられたお2人がその誘いを受けた決め手は何だったんですか?

渡辺:私は一番最後に加入したのですが、高校生になって部活をやらないつもりでいたので一度断っていたんです。ただ、それまでピアノをやっていたり、ドラムをやっていたり、ずっと何かしらの形で音楽に触れていたので、何度か誘ってもらって「あー、やっぱりやろうかな」って、それで誘いを受けました(笑)。

真舘:2回目でOKしてくれたんだよね。

渡辺:そうだね。

和久利:私は運動も好きだったので、はじめはバドミントン部に入っていたんです。それまでは地元の児童館で楽器を触れるところがあってベースをやっていたのですが、「高校に入ってからは、ベースは弾かないかな」くらいの気持ちでいたので。でも、周りでベース持っている人を見ると私も「ベースを持ちたい!」って気持ちになって。そしたら晴子(真舘)がバンドに誘ってくれたので、流されるように軽音楽部にも入りました(笑)。

真舘:流しました(笑)。

——その当時はどのような音楽を聴いていたんですか?

真舘:中学生のときにギターをはじめたんですけど、そのときはビートルズが好きで、最初に練習して弾いたのはビートルズです。高校生のときはバンドのことを知らなくて、バンドをやると決めたものの何をやればいいんだろうという感じでした。

和久利:軽音部に入ったときに晴子が相対性理論のアルバムを貸してくれて、私はそこからずっとそのアルバムを聴いていました。それを2人でコピーしてみたんですけど、難しすぎてやめました(笑)。

真舘:ねえ、やってたよね(笑)。

渡辺:で、3人になってからチャットモンチーのコピーをやりました。私は中学生のころや高校に入ってからもあまり音楽を知らなかったので、3人でバンドをはじめてからようやくいろんなバンドの音楽を聴くようになりましたね。

——The Wisely Brothersの音楽性から洋楽のインディ・ポップ、インディ・ロックの影響も感じたのですが、チャットモンチー以外に影響を受けたアーティストはいますか?

真舘:最近聴いているものでもいいですか? いっぱいいるんですけど、一番ビビっときたのは同じ3ピースバンドのペトロールズです。シンプルなバンド構成の中でそれぞれが面白いことをやっていて、曲全体の音の流れが気持ちよくて、歌もユニークなので。その斬新な組み合わせがすごい好きですね。だから、影響というか志をもらっています(笑)。

——洋楽だと、いかがですか?

真舘:ペイヴメントというオルタナティヴ・ロックバンドにハマっていた時期もありました。歌だからと言って「しっかり声を張っていいピッチで出さなきゃ」という固定概念をとっぱらった独特なヴォーカルから人間らしさを感じますね。そして、それに寄りそうような音作りとか、曲の流れが面白いなって。あとは、インディ・ロックバンドのパステルズです。ハッピーな気持ちになれるけど、どこか自然なものが垣間見れるところも好きです。でも、よく聴くと不思議なことをしている人たち。世の中にはこういうバンドもあるんだな、と思いました。結構、そのときどきによってみんなでハマるものが変わるので、最近はいろんなバンドを聴いていますね。

——そうなんですね。渡辺さんはいかかですか?

渡辺:私はいろんな人から勧められて聴くことが多いですね。あとは、それまで私はオアシスをあまり聴いたことがなかったんですけど、今年(※取材時は2017年12月)、映画上映とライブを交えた複合型イベント「Half Mile Beach Club #11」に出演して、最後にオアシスの映画を見たんです。そこではじめてちゃんと聴いてみたら、すごくかっこよくて。いままで聴いていなかった音楽も聴いてみるものですね。バンドをやっているいまだからこそ、どんな音楽も面白いなって思っています。

——そうですよね。個人的にはクラムボンの影響も感じたのですが、いかがですか?

真舘:おおはた雄一さんの楽曲をクラムボンがカバーした「おだやかな暮らし」という曲がありますよね? それを高校一年生のころ、スタジオにいたお兄さんに「この曲、晴子ちゃんぽいから聴いてみて」と言われたことがありました。確かに聴いたときに「少し雰囲気が近いかもしれない」と思ったのと同時に、この曲に対して何とも言えないすごい大きな気持ちが生まれましたね。他の曲もいい曲ばかりなのでハマっていた時期もあって大好きですが、楽曲制作という点では聴き込んで取り入れようとしたことはなかったです。

 

自分たちの“楽しい”を 大切にする楽曲制作

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——The Wisely Brothersの魅力はシンプルで人懐っこさのあるメロディとユニークな歌いまわしだと思います。楽曲を作るうえで意識していることは何ですか?

真舘:一番は「歌っていて楽しい歌のメロディであるかどうか」ですね。客観的に聴いてどんなにいいメロディであったとしても、それが自分で歌っていて楽しいかどうかっていうところが作曲におけるジャッジのポイントになっています。歌の面ではそこを一番大事にしています。

和久利:演奏も同じですね。弾いていて楽しいかどうかで決めることが多いです。そのぶん収集がつかなくて散乱しちゃうことがあるんですけど、「面白いことがしたい!」って作っている気持ちが強いと思います。

渡辺:私は、ドラムを叩くときに歌のメロディから晴子が何を思うのかを 考えるようにしています。晴子が何を思うのかを考えるようにしています。晴子が何を言っているのかその言葉を聞こうってよりは、メロディから空気みたいなものを感じることが多いですね。最近は特に、あとから歌詞がつくことが多いので、メロディから感じ取るようにしています。あと意識していることは、晴子の「楽しく歌いたい」ということと、泉(和久利)が言っていた「弾いていて楽しいかどうか」。そのふたつがよくなればいいなと思ってやっています。私は結構シンプルなことが好きだったりするので、その2人の邪魔にならないようにしています。

和久利:ありがとうね(笑)。

渡辺:みんながみんな「好き」なことをやりたいってなるとたぶん曲にならなくなるので、それぞれ好きなポイントが違っていてよかったなって思います。

——渡辺さんは、縁の下の力持ち的な役割なんですね。

渡辺:そうですね。それもあるんですけど、最近は、客観的な意見として私たちの音楽の「歌声が、ベースが面白いよね」って教えてもらえるようになって、だんだんそういう役目に変わっていったような感じがしますね。はじめはもっと何も考えていなかったです(笑)。

——活動していく中で各々の役目を見出したんですね。

真舘:その過程がCDの1枚ごとに出ているような気がします。

和久利:1枚目(※『ファミリー・ミニアルバム』)は……。

渡辺:何も考えてなかったときの集大成が1枚目のミニアルバムです(笑)。

 

3人の“おしゃべり”が 詰まった1st フルアルバム

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——2月にメジャーデビューを控えています。その心境と意気込みをお聞かせください。

真舘:自分たちの音楽がもっとたくさんの人に届くこと、届けてもらうことが多くなるって考えたときに、自分たちがやりたい音楽をいい方向に長い間やっていきたいって気持ちが一番強いです。それをコロムビアさんと一緒にできるっていうのはすごく嬉しいですね。なので、自分たちがやりたい音楽を長くやり続けつつも、聴いてくれる人たちにも楽しく聴いてもらえるものを作っていきたいっていう気持ちでいます。そこは自覚を持ってやっていきたいです。

——続いて、メジャーデビュー作となる1stフルアルバム『YAK』について伺います。私も先日、一足先に音源を聴かせていただきました。

一同:どうでしたか!?

——魅力である自由奔放な歌いまわしが存分に発揮されていて、聴くたびに印象が変わる作品だと思いました。特に今回はグルーヴ感を意識されているように感じたのですが、いかがですか? また、これまでの作品と違うところは何ですか?

真舘:いままでと違うのは、曲を作るときに最近好きな曲とかをみんなでワンコーラスだけ聴くんです。で、そのあとすぐに、その曲を自分たちなりに解釈した音を出し合うんです。それで出たものがすごい面白いものばかりだったので、それを形にしていった曲が多いですね。いままでは他の人たちを意識していなくて、ゼロから作っていたんです。だから、何だろう……。

和久利:つまり、それぞれがイメージしているものをたくさん出したかったんですよ。それまでは、想像しているものが具現化っていうか立体にならなくて、「どうしたらいいんだろう。このもどかしさは……」ってなっていたんですけど、このやり方だと3人が瞬時にイメージがわくんで、いいなって。

真舘:でも、それぞれ全然違うものができるよね。

渡辺:どうしてもゼロから作っていくと、もともと好きな感じとか、すでに自分の体の中に内蔵されている好きなものが出てきてしまうので、曲自体は違うものでも雰囲気が偏ってきちゃうんですよね。でも、さっき晴子が言っていたやり方だと、そのとき聴いていた音楽と同じような音にならなくて、新しいものになるので(笑)。

真舘:すごい面白いよね(笑)。

渡辺:うん。リードトラックの「庭をでて」とかは、いままでやったことのないリズムとかが出てきて。でも、このやり方をやってみて曲が似てる感じにならなかったのは、私たちの特徴なのかなと思います(笑)。

——ちなみに、どういう音楽を聴いてそれを行ったんですか?

渡辺:レモン・ツイッグスです。

真舘:あと、トーキング・ヘッズ。

渡辺:そして、韓国に行ったときに知り合ったバンドの曲とかですね。

和久利:他は、spotifyでたまたま流れてきた音楽とかです。

渡辺:それらがいろいろ混ざって出来上がったものが、きっとこのアルバムの中にはあって。でも、最終的にどれが何だったかはあんまり覚えてないんですけどね(笑)。

真舘:「キキララ」はレモン・ツイッグスだね(笑)。

渡辺:あれそうなのか!(笑)。4つ打ちとかあったっけ?

真舘:全然違うけどね(笑)。

渡辺:あと、いままでの作品と違うことと言えば、リズムボックスを使ってみたりしました。あんまり3人のもの以外で出したことがなかったから。

真舘:リズムボックスは新しい人。4人目って感じでしたね。

和久利:あとは、今回もGREAT3の片寄(明人)さんにプロデュースをしていただきました。さっきのやり方で3人で合わせて出した、本当にわずかな音楽のかけらを片寄さんに聴いていただいて、それで一緒に考えていったんですけど、そのときにテンポを上げるというか、私たちだけだと出てこないテンポを片寄さんが提案してくれることが多くて。それを3人で合わせると、置いてかれてしまうテンポが多くて必死でしたね。その点でさっき言ってくれたグルーヴ感というものが出たのかなと思います。

渡辺:いままでは自分たちが合わせやすいテンポでやっていたので。

真舘:それが、その曲にとって最適なテンポかどうかっていうのはまた違うみたいで。それを片寄さんに客観的に聴いてもらえたのはすごい大きかったもんね。なので、それぞれ全然違う歌になっていたと思います。

——では、いろんなことに挑戦した作品となったわけですね。

真舘:そうですね。切磋琢磨しました(笑)。

渡辺:あの日々は、すごかった(笑)。

真舘:本当に削られたもんね(笑)。でも、グルーヴって言葉は意外でしたね。

——こちらのアルバムタイトルの『YAK』にはどのような意味合いがあるんですか? 和訳すると“おしゃべり”という意味ですが。

真舘:少し前に、私たちのライブって「会話しているみたいだね」って言ってもらったことがあって。そのときに「あー、そうなんだ。面白い喩えだなあ」って思ったんです。それで、こないだラジオに出演したときに、私たちの会話の……テンポ?

渡辺:ええーと、流れとかが。

真舘:変なんですって!(笑)。その会話の絶妙なテンポが曲にもあるみたいなことを言われて「ああ、そういうことなのか!」って。そこでそういうおしゃべりとの繋がりがあるということに気がついて、次のアルバムの名前は「これなんじゃないか」ってなったんです。確かに、私たちは会話みたいに音で音に答えていって音楽を作っているので、そういう意味で今回のアルバムは、私たちの“おしゃべり”なんです。

和久利:すごく楽しい作品だと思います。

——まさにその通りだと思います。それと歌詞のこともお聞きしたいのですが、2曲目の「キキララ」のサビで連呼される“キキララ”というフレーズが耳に残りました。「グレン」や「マリソン」での情景描写も印象的だったのですが、作詞の面ではどのようなことを意識しましたか?

真舘:たくさん詩を書かなきゃいけなかったので、最初は不安でした。でも、書き出すと案外何も考えずに結構いろんな歌詞が出てきて、自分の中にもたくさん言葉があるんだなと思って。「キキララ」のように普段歌わないようなキラキラした歌があったり、「グレン」や「マリソン」のようにいままでの自分とリンクする曲があったり、はじめて作詞で自分を出す場所を使い分けた感じがしました。メロディが自分の中にある歌詞を誘ってくれるというか。「こういう歌詞を書きなよ」みたいな(笑)。いろんな引き出しをあけて、そのお誘いに答えられたらいいなと思って歌詞を書きました。もともと、曲のメロディによって歌詞を変えたいって気持ちがあったので、今作の作詞を経験して、ひとつのジャンルだけじゃなくて、「もしかしていろんなジャンルも書けるのかな」って思いましたね。

——「give me a mileage」や「彼女のこと」は特にパーカッションが光る曲ですが、先ほどおっしゃっていたテンポのこと以外で意識したことはありますか?

和久利:「give me a mileage」はレコーディングがとても難しくて、泣きました(笑)。

渡辺:泣いてた!(笑)。

和久利:こういう感じで弾きたいなと思っていても、それと曲の構成の両方を頭に入れておくことができなくて(笑)。片寄さんには「地を這うように弾いてみて」とアドバイスをもらいました。

渡辺:私はリズムボックスに負けたくないという気持ちが強かったですね。どうしても3人編成だと音は少なくなってしまうんですけど、そのぶん3ピースバンドの魅力はたくさんあると思っているので、いまのところは機械を入れるバンドにはなりたくなくて。あとは、コーラスも楽しんだよね。

渡辺:何かずっとコーラスを歌って。

和久利:口がカラカラになったもんね。「ライブでどうやるんだろう?」みたいな。

真舘:コーラスは私が考えたんですけど(笑)。

渡辺:「どこで息吸うんだろう?」みたいな(笑)。リズムボックスを聴かせるところや、メロディを聴かせるところを調節した結果、若干減ったんですけど、コーラスを入れたことによって不思議な曲もできたよね。

 

The Wisely Brothersが これからもずっと 愛してもらえるために

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——The Wisely Brothersが音楽活動以外にチャレンジしたいことはありますか?

和久利:食べもの(笑)。

真舘:そうですね(笑)。食べものは共通して好きで、音楽に対する愛くらい強いので、そういうのを絡めてね。 和久利:食べものに関して言えば、かなりグルーヴは出ていると思います(笑)。それと、私たちは自分たちのライブ会場は自分たちで装飾したりしているんです。手作りすることも好きなので、それは長く続けていきたいです。 真舘:大きな会場でライブをするなら、食べもののブースを私たちがプロデュースして、なおかつ会場の装飾をたくさんやるみたいな!

渡辺:私たちって、『YAK』のタイトルみたいに無駄なおしゃべりしかしてないんじゃないのかなって毎日思うんですけど、そういうことは大事だなと思っていて。そういう時間が大切だから、自分たちのライブも日常の中にたくさん取り入れていきたいし、観ている人の日常の中にも私たちが入り込んでいけたらいいなって思っています。でも、それが何かって考えると、いまのところ食べものしか浮かばないけど(笑)。

真舘:いま、私たちは自分たちなりのやり方っていうのをひとつずつ見つけに行っているような気がします。だから、装飾とか食べもの以外にも、自分たちとうまく関わっていけるものを見つけて、これから面白く表現できたらいいなと思っています。

——ちなみに、これから出てみたいフェスやライブ会場はありますか?

真舘:日比谷野外音楽堂でライブをしてみたいです。それもワンマンで。

和久利:外でライブしたいです(笑)。

渡辺:フェスだったら「森、道、市場」に出てみたいのと、「りんご音楽祭」のりんごステージで演奏してみたいです!

真舘:あと、北海道の大きな大地でやってみたいです。フェスとか出たいです、いつか。いつかっていつだろう(笑)。

——ところで、先日チャットモンチーが活動の完結を発表しました。それに伴いトリビュートアルバムへの参加アーティストを募集されていますが、もし応募するとしたらどの楽曲をカバーしますか?

一同:ええー、どれだろう!(笑)。

真舘:好きな曲ありすぎよね?

渡辺:でも、前に自分たちがやっていた曲やりたいなあ。

真舘:「8センチのピンヒール」とか?

渡辺:あれはいま聴いても、結構私たち寄りな気分がしている。

和久利:シンプルに聴けて、演奏自体もすてきなテクニックがたくさんあるんですけど。

渡辺:昔「染まるよ」をライブでやったとき、誰かにすごく褒めてもらった記憶があります。まあ、楽曲がよかったからなんですけど(笑)。

真舘:でもやっぱり「はっぴん(8センチのピンヒール)」かな。

渡辺:「はっぴん」って呼んでいたんです。私たち(笑)。

真舘:「はっぴん」でお願いします(笑)。

——ありがとうございます(笑)。では最後に、これからの抱負をお聞かせください。

真舘:高校生のときに私たち3人が集まってバンドを組んだということが、何かひとつの大事な偶然だったと思います。だから、メンバーそれぞれの持っている面白いものであったり、楽しみにさせる何かであったりをこれからどんどん広げていって、ガシっと固めて、たくさんの人に楽しんでいってもらったらなって思います。

渡辺:バンドとしては、成長はたくさんしていきたいけど、このままの感じでどこまでいけるかやってみたいなって思っています。バンドをはじめたきっかけも、何かになりたかったわけじゃない。こういう個性的な3人が集まっているからこそ、いい意味で力の抜けるような曲を作り続けて、聴いてくれた人の肩をほぐせるような存在になれたらいいです。そうなれたら、ずっと愛してもらえるんじゃないかと思っているので。

和久利:何か、3人でふつうにやっていることが、はたから見るとおかしいみたいで(笑)、それをおかしいだけで終わらせないでやっていきたいですね。そして、みんなに曲を聴いてもらって、その人の“面白い!”のひとつに入れてもらえたらいいです。なので、私たちもいろんなものを面白いと感じられるようになったり、音楽をもっと面白くなるようにしたりして生きていきたいです!(笑)。

真舘、渡辺:最後のひとことすごいデカイ(笑)。

——楽しむことを核に音楽をやられているんですね。

真舘:ばれちゃうんで(笑)。

渡辺:何が?

真舘:自分たちが楽しくないと、楽しくないって気持ちがすぐまわりに伝わっちゃう。だから何事も純粋な気持ちで楽しまないと、それも伝わらないんだよ。

Text:滝田 優樹 LivePhoto:石戸 ひな

 

 

PROFILE
The Wisely Brothers(ワイズリー・ブラザーズ)
真舘晴子(Gt. /Vo.)、和久利泉(Ba./Cho)、渡辺朱音(Dr./Cho)。 2010年に都立世田谷総合高校の軽音楽部にて結成。卒業後は下北沢のライブハウスを中心に活動を開始する。2014年10月に初の全国流通盤『ファミリー・ミニアルバム』をリリース。2016年7月にリリースしたミニアルバム『シーサイド81』は全国のタワーレコードスタッフがプッシュする「タワレコメン」に選出される。2017年1月に7inch『メイプルカナダ』、3月にEP『HEMMING EP』、11月に7inch『The Letter』を立て続けにリリース。そして2018年2月に日本コロムビアからメジャーデビューするとともに1stフルアルバム『YAK』をリリースした。東名阪でリリースツアー「YAK YAK TOUR」を開催。

OFFICIAL WEB SITE
wiselybrothers.com

NEW RELEASE
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1st Full Album「YAK(ヤック)」
2018.2.21(wed)
[通常盤]CD
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日本コロムビア特設サイト
http://columbia.jp/wiselybrothers/


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