M-BUG take free

音楽フリーペーパー「M-Bug」オフィシャルサイト


LIVE REPORT

2013/8/15

『地獄へようこそ!』Mix Speaker’s,Inc.ライブレポート

 

ヴィジュアル系バンドの中でも群を抜いてコンセプチュアルで、遊び心満載のサウンドとシアトリカルなツインヴォーカルが聴く者を非日常の世界へと誘う創作・表現者集団、Mix Speaker’s,Inc.

その7Daysワンマン“七つの大罪 act,1 at SHIBUYA HELL”の2日目、渋谷O-Crest“色欲〜バンギャ姫produce day”にお邪魔させていただいた。総合エンターテイメントと呼ぶべき圧巻のパフォーマンスが織り成す“最高の地獄”。とくとご覧あれ!!

IMG_4319

小雨の降る渋谷の一角で、あるホラーアトラクションが静かに動き出した。この日はファンからリクエストされた曲しかやらないという。果たしてどの曲が選ばれたのだろうか?

 

今か今かと開演を待っていると突然、疾走感溢れる爽やかなナンバー「未来の君へ」のイントロが鳴り響き、ステージを覆っていた白い幕にメンバー6人のシルエットが映し出された。一瞬にして大歓声に包まれる渋谷O-Crest。そして、S(Dr)のカウントを合図に幕が落ちたとき、ついにメンバーが姿を現した。「PINKY ADVENTURE」では電飾を巻きつけたYUKI(Vo)とMIKI(Vo)が複雑な振りをオーディエンスと交し合い、「GREEN」では伸びやかなソプラノボイスのYUKIとやんちゃで力強いMIKIという対照的な歌声が作り出す美しくも儚げなハーモニーがオーディエンスの心を奪い去って行く。

 

MCではMIKIお手製のサイコロでその都度司会を決めてトークを進めて行くものの、徐々にそのルールは破綻(笑)。さらに「僕。三日月」では華麗なリボン芸を披露したYUKIとMIKのうちYUKIがリボンを引っかけてマイクを落としてしまうハプニングも。それを救ったのは絶妙なコンビネーションで繰り広げられた寸劇で、オーディエンスの不安を笑いに変える見事なファインプレーだった。

 

さらに、seek(Ba)のウッドベースが重厚に響き渡った「Mr.HOOK」では大人っぽい一面を覗かせつつ、「神生Game」と「THIRTEEN」ではkeiji(Gt)とAYA(Gt)の巧みなギターワークがフロアにヘッドバンギングの嵐を巻き起こす。そんなアップダウンに満ちた本編は、寂しげな笑顔で“また明日会おうな”と告げたYUKIと、その言葉を目頭を熱くして受け止めたファンの姿が印象的だった「See you again…」によって感動的に締めくくられた。

 

アンコールでは代表曲「Innocent World」で楽しげに振りを交し合ったと思いきや「Crash Clover」ではメンバーもオーディエンスも人が変わったかのように暴れ狂い、その豹変っぷりはseekをフロアへダイブさせたほど。ラストの「little star」では感極まったオーディエンスの大合唱を、メンバーが笑顔で受け止めていた。

IMG_4403

地獄絵図のようにめちゃくちゃになりながらも、自分がリクエストしたお気に入りの曲を聴くことが出来たこのワンマンは、ファンにとってもメンバーにとっても“最高の地獄のショータイム”だった。

 

Mix Speaker’s,Inc. OFFICIAL WEBSITE

 

【LIVE SCHEDULE】

2013 Summer Tour『七つの大罪 act,2 ジキルvsハイド』

2013年8月21日(水)福岡DRUM SON

◯◯2013年8月22日(木)福岡DRUM SON

◯◯2013年8月24日(土)大阪FANJ-twice

◯◯2013年8月25日(日)大阪FANJ-twice

◯◯2013年9月6日(金)仙台HOOK

◯◯2013年9月16日(月,祝)名古屋CLUB QUATTRO

Halloween Party!!〜Pumpkins of Pandemonium〜

2013年10月20日(日)渋谷O-East

TOUR 2014 『天国への階段〜The exit of 「Deathtopia」』

2014年1月4日(土)滋賀U☆STONE

2014年1月5日(日)姫路Beta

2014年1月11日(土)HEAVEN’S ROCK宇都宮

2014年1月12日(日)盛岡 CLUB CHANGE WAVE

◯◯2014年1月19日(日)渋谷O-West

 

取材・文/ちゃい


記事一覧

PAGE TOP