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2015/6/18

黒木渚「窓」レヴュー

こんにちは、最近本格的に暑くなってきて夏バテ気味の室井健吾です。
皆さんもしっかり水分とって脱水症状には気をつけてくださいね。
さっぱりしてるからって素麺ばっかり食べていたらダメですよ(笑)。

渚3

今回紹介するアーティストは、シンガーソングライターの黒木渚。彼女は2010年に3人組ロックバンドの黒木渚を結成。2013年に解散して以降はソロとして精力的に活動している。そのユーモラスだが毒っ気のある生々しい歌詞と、骨太なロックサウンドが特徴的だ。
そんな彼女の数ある曲の中から「窓」という楽曲を紹介。この曲は2014年発売の1stフルアルバム『標本箱』に収録されている。彼女の楽曲にしては珍しく、自身の片想いをテーマにしたスローテンポな曲。アコギ主体の爽やかな風が通り抜けるようなイントロとは一転、しかし歌詞では“いけない、生身のあなたが怖い”など当時の感情がとてもリアルに書かれている。彼女はラヴソングにありがちな“好き”や愛してる”などの直接的な言葉は使わず、片想い中の淡い恋心を太陽に喩えたサビの部分が印象的だ。

“私が西日になれたなら あの部屋にまっすぐ射しこんで 愛しいあなたを抱きしめる 閉じたカーテン 夕日に伸びる私の影”

片想いの相手への憧れと、叶うことのない儚さが短い歌詞の中に同居していて胸を打たれる。その文学的な歌詞を支えるサウンドも、ヴァイオリンを用いた壮大な仕上がりになっている。聴くだけで心が洗われるような名曲なので、1人でも多くの人に聴いてほしい。


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