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2015/8/17

死ぬ直前に聴きたい一曲

こんにちは。室井です。

突然ですが、あなたが死ぬ直前に一曲だけ曲を聴けるとしたら何を聴きますか?

いきなり重いよ、とページを閉じないでください。もう少しお付き合いください(笑)。

でも実際、思いつくでしょうか?

たくさんありすぎて困る、という人や、そんな気持ちで音楽聴いていない、など様々あると思いますが、私にはあります。

これからそんな特別な一曲を紹介します。

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竹内まりや『人生の扉』レヴュー

1978年デビュー。今年デビュー37年目を迎えた女性シンガーソングライター。夫もシンガーソングライターの山下達郎であることは皆さんもご存知のとおり。

今回紹介する「人生の扉」は、デビュー30周年を迎えた2008年に発売された楽曲。シンプルだが力強いピアノのイントロから曲が始まり、そこに彼女の伸び伸びと安定した歌声が入る。特に注目すべきところは、デビュー30周年を迎えた心境が綴られているその歌詞だ。彼女の人生観が見事に書かれており、とても美しい。少し大袈裟かもしれないけれど、もし私がこの詞を書けたならいつ死んでもいいと思うくらい素晴らしい。その中でも、感銘を受けた歌詞を抜粋させていただく。

“信じられない速さで 時が過ぎ去ると 知ってしまったら

  どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ”

私は、こう思いながら毎日をしっかりつかんで生きているのだろうか。この詞を聴くと、1日1日を大事にして生きていこう、と思えるのだ。

歌詞を見てもらえば一目瞭然だが、サビは全て英語で、1番のサビでは20代から50代までの心境を、2番のサビでは60代から90代までの未来のことを歌っている。英語が苦手な人も簡単なので頑張って訳してほしい。そうすれば、最後のサビで大きな感動を得られるはず。

そして、涙せずに聴いていられないのは、最後のサビ前のCメロ。イントロから続く力強いピアノのメロディはそのままに、壮大なストリングスや心地よいマンドリンの音色、さらには山下達郎らのコーラスなどが加わり、涙腺を揺さぶる。そこに、この詞だ。

“君のデニムの青が褪せてゆくほど 味わい増すように

長い旅路の果てに 輝く何かが だれにでもあるさ”

少しでも嫌なことがあると、すぐ死にたいって言ってしまう僕を殴り倒してしまいたい。

この部分には多大なる生命力が宿っている。これを聴いてしまったら、もう何があっても生きていくしかない。そう思える。

そして、最後の2行の英語の詞がすごい。

“And they say that life has no meaning

But I still believe It’s worth living”

意味はぜひ調べてもらいたい。あなたの価値観が変わる瞬間に出会えることでしょう。

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以上、私のこの楽曲に対する愛が伝わったでしょうか。
この曲を超える死ぬ直前に聴きたい音楽に、いつか出会ってみたいですが、あっさり超えて欲しくない!というのも実情です。
今はこの曲に出会えたことにただ感謝して、人生の扉を開いていくのみです。
皆さんも死ぬ直前に何が聴きたいか考えてみてください。候補の一つにこの曲も入れてくれたら嬉しいです。

それでは、まだまだ暑い日が続きますが熱中症には気を付けて、楽しんで夏を過ごしていきましょう。

今回、紹介させていただいた「人生の扉」などの代表曲が収録されているオールタイムべストアルバム、『Expressions』。

今回、紹介させていただいた「人生の扉」などの代表曲が収録されているオールタイムべストアルバム『Expressions』


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