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SPECIAL

2013/5/24

山口哲生さんインタビュー

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フリーライター兼編集者 山口哲生さん

今回、インタビューさせていただいたのは、フリーライター兼編集者の山口哲生さんです。山口さんは大学卒業後、名古屋コミュニケーションアートに入学。在学中にインターンシップで、株式会社ジィーコネクションに出向。卒業と同時に、そのままジィーコネクションに就職。ヴィジュアル系雑誌『Zy.』の編集者として2年勤務。ジィーコネクションを退社してからは、フリーランスのライター兼編集者として活躍していらっしゃいます。

「音楽業界も右肩下がりって言われてますけど、決して音楽がダメになったとかそういう話ではないと思うし、実際良いバンドとか世の中にどんどん出てきてると思うんです」という言葉が強く残った今回のインタビュー。

 

——山口さんの現在の主な活動を教えてください。
「フリーライターとして原稿を書かせていただいたり、Webサイトの外部スタッフとして仕事をいただいたり、ファンクラブの仕事をしています」

——お忙しそうですね。
「もうちょっと大変になるといいかなって個人的には思ってますけど(笑)」

——そもそも、どういった理由で音楽雑誌の編集者を目指されたのですか?
「音楽が好きだったのが一番の理由です」

——中でもV系が?
「僕が中学生のときに大ブレイクしたんですよ。LUNA SEAだったり、L’Arc-en-Cielだったり、GLAYがすごい流行ってた時期があって」

——それ以来V系一筋だったんですか?
「いや、高校に入って聴かなくなってしまったので、『Zy.』に入るに当って1から勉強し直した感じです」

——高校時代はどんな音楽を?
「Hi-STANDARDやsyrup16g、ナンバーガール、スマッシングパンプキンズなどを聴いていました」

——ジィーコネクションを退社されたのは?
「『Zy.』が雑誌ではなくフリーペーパーに変わることになったんです。そのタイミングで思い切って辞めました」

——とはいえ、会社を辞めるにはかなりの覚悟が必要だったと思うのですが?
「そうですね。ぶっちゃけ落ち込みました(苦笑)。初めて努めた会社でもあったし、飲めないお酒を無理して飲んだりして、すごく寂しかったです」

——ジィーコネクション退社と同時に独立されたんですか?
「いや、音楽とは関係ない一般の会社に就職したんですよ。でもやっぱり音楽に未練があって、フリーライターとしてやってみようって思いました」

——実際にフリーランスになられて、何が一番難しかったですか?
「どうすればお仕事がもらえるかです。駆け出しのころはホントにお仕事ががない状態だったので」

——そのために心がけていることは?
「準備をしっかりすることです。音源を何度も聴いたり、Twitterを見たりブブログを読んだり、取材するアーティストの情報はできる限り集めるようにしています」

——逆に一番嬉しかったことは何ですか?
「それを仕事にできることがまず嬉しいですよね。あとは、自分の書いた原稿を取材した人が読んでくれて、“またお願いしますね”って言ってくれたことです」

——山口さん自身が「フリーライター・山口哲生」の特徴として気付いたところはありますか?
「インタビューのときに、“なんでそうなったんですか?“って訊くことが多いと思います」

——好奇心旺盛なんですね。
「そうですね。その人が何を考えてるのか知りたい気持ちが強いんだと思います」

——昔からライブを観ては、レポートを書かれていたんですか?
「はい。ちょくちょく書いてました。文章を書くことは好きだったので」

——原稿を書いていて行き詰まったときはどうするんですか?
「何か別のことをすることにしてます」

——息抜きをするということですか?
「はい。テレビを観るとか、パズドラをやるとか(笑)、気分をリフレッシュさせます」

——目標としているライターさんはいますか?
「いません」

——本当ですか!?
「はい。ライターっていう職業はキャラ勝負だと思うので、目指しても結局はその人になれないじゃないですか?」

——おっしゃる通りだと思います。
「その代わりいろんな方の原稿を読み漁りました」

——山口さんが今、太鼓判を押したいアーティストはいますか?
「ブレイクの定義って曖昧じゃないですか?」

——深いですね!
「そのシーンの中でヒーローになることがブレイクと言う人もいれば、もっと多くの人に名前や曲が知られなければブレイクとは呼べないと考える人もいるわけで」

——そのようなとき山口さんはどう対応されるんですか?
「売れたいと思っているんだったらそのためのアドバイスをしたいですし、売り上げを度外視して自分達の方向性で活動して行きたい人も応援したいと思ってます」

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身振り手振りを交えながら
熱く語ってくださいました

——山口さんは人と話すのが好きそうですね。
「いや、好きですけど、得意ではないです。みんなでワイワイしているときに横やりを入れる程度で…」

——いじられキャラだとお聞きしましたが、怒ることもあるんですか?
「あんまりないですね。イラッとすることはたまにありますけど(苦笑)」

——そのストレスはどうやって発散するんですか?
「カラオケです! 昔聴いていた曲だったりアニソンとか最新の曲を1人で歌うんですけど、連続でバァーって入れて歌い続けて“あぁすっきりした!!”ってなって帰ります。ヒトカラというやつです(苦笑)」

——もしかして、病んでます?(笑)
「(笑)。病まないためにヒトカラするんだから」

——好きなタイプの女性は?
「僕が引っ張っていくタイプではないので引っ張ってくれる人がいいです。尻に敷かれたいです。草食系ってモテない女の言い訳だと思うんですよ。タイプの子だったらガンガン行きますもん、男は」

——過激な発言ですね(笑)。となると当然、山口さんも草食系ではないと?
「違うんですけど、よくゲイに間違われます。見た目がそっち系らしいんですよ。たまにそっちの友達に告白される事もあったりして、怖いです(笑)」

——何をしているときが一番楽しいですか?
「お笑いが好きなので、お笑い番組を観てるときが楽しいです」

——休日の過ごし方を教えてください。
「家事をすることが多いです。洗濯とか掃除とか料理とか。あとは、買い物に行ったり音楽聴いたり。特に何をするって決めることは少ないです」

——プライベートで今一番やりたいことはなんですか?
「旅行です。ベタな観光がしたいんですよ。アメリカだったらニューヨークに行きたいし、イギリスだったらロンドンに行きたいし、東京だったら鳩バスに乗ってみるとか。大人の隠れ家的な場所ってあるじゃないですか? 地元民しか知らない、みたいな。そういうのよりメジャーな所に行きたいです」

——ライター、もしくは編集者として今後のヴィジョンを教えてください。
「この仕事をずっと続けられたらいいかなっていうのが一番大きいですね。もともとやりたいって思ってた仕事なので、続けられたらいいなって思ってます」

——最後に、音楽業界を目指す僕たちにアドバイスをお願いします。
「いろんな音楽を聴いて、たくさん文章を読むことです。そこで吸収すべきことは吸収して、まずは真似てみることが大切ですね。ミュージシャンもコピーから入るじゃないですか? だから最初は真似ることから始めて、そこからオリジナリティーを求めていくといいと思います。音楽業界も右肩下がりって言われてますけど、決して音楽がダメになったとかそういう話ではないと思うし、実際良いバンドとか世の中にどんどん出てきてると思うんです。それを語り回って歩きたいとか、音楽に携わる仕事をしたいって気持ちが大切なのかなって思います」

 

インタビュー:姉御、SUNAぴー、ニコちゃん、すうぴい、宮川、コツコツ
構成・文:コツコツ

 


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